snaqme Engineers Blog

おやつ体験メーカー snaq.me エンジニアによる開発プロダクトブログ

「エンジニアが全部作らない」内製開発へ ー アサインと事業開発のアップデート

お久しぶりです。スナックミー CTO の三好 (@miyoshihayato) です 2025年も終わり来週には2026年になるということで、この1年の簡単な振り返りをしようと考えてます

はじめに

2025年のスナックミーを一言で表すと、
「作り方そのものが変わった一年」でした。

スナックミーは創業以来、基本的に内製でプロダクト・業務システムを開発してきました。
一方で、各チームに常に十分なエンジニアリソースがあるわけではありません。

そのため目指してきたのは、

  • エンジニアがすべてを作る前提をやめる
  • 各チームが、エンジニアを必要最低限に頼りながら事業開発を回す
  • それでもコアの品質とスピードは落とさない

という内製開発の形です。

今年はその前提が、ようやく実装としても運用としても噛み合い始めました。


非エンジニアが事業開発に入り込む

今年、最も大きな変化は
非エンジニアが開発・分析・改善のループに自然に入り込むようになったことです。

Devin, Geminiなど の活用により、

  • データを見て
  • 仮説を立て
  • 変更を加え
  • 結果を検証する

という一連の流れを、エンジニアを介さずに回せる場面が増えました。

実際に行われたこと

例えば、以下のような改善が非エンジニア主導で進みました。

  • ストアのデータ分析
    • 施策分析
    • 新商品分析 -> 発注予測
  • 定期便のマイページ開発
    • アドオン初回導線の分析
      (※アドオン=定期便にドリンクなどを追加できる仕組み)
    • マイページの背景画像の更新
  • A/Bテストの設計・実施・振り返り

エンジニアは「全部作る」役割ではなく、

  • 詰まりやすい部分
  • 技術的に難しい部分
  • 設計として整理すべき部分

に集中する形へと役割が変わっていきました。 また、エンジニアが関わる部分はコンテキストとして理解しにくい部分も定期的に社内wikiのようなものにアップデートし精度を上げていく動きもできつつあります


内製だからこそ成立する形

この形は、外注前提では成立しません。

  • 現場の気づきが即改善につながる
  • 小さな仮説をすぐ試せる
  • 失敗コストが低い

内製であることが、
非エンジニアが入り込む余地を広げる前提条件になっています。


スナックミーのコアは「アサイン」

その中でも、最も重要なコアが アサイ です。

アサインとは、
snaq.me のおやつの定期便に入れる商品を、どのユーザーにどの組み合わせで届けるかを選定する仕組みです。

体験の質、在庫、製造、オペレーションのすべてに影響する、事業の中核となるロジックです。

アサインの考え方や初期の仕組みについては、過去にこちらの記事で紹介しています。

labs.snaq.me


一括アサインから個別アサインへ

当時のアサインは、

  • 精度は高い
  • ただし計算コストが重く
  • 一括・バッチ処理が前提

という設計でした。

今年はこの前提を見直し、
個別アサイへと進化させています。

個別化を可能にした2つの変更

1. 独自アルゴリズムの軽量化

ロジックの責務を整理し、

  • 計算コストの高い部分を分離
  • 毎回フルで考えなくても成立する設計へ変更

することで、

  • ユーザー単位での再計算
  • 状況に応じた柔軟なアサイ

が現実的になりました。

2. 在庫に対する考え方の変更

在庫を単なる制約条件として扱うのではなく、

  • 減り方
  • 滞留
  • 回転

といった 変化のシグナルとして捉え直しました。

これにより、アサイン・在庫・製造・出荷を
一つの流れとして扱えるようになっています。


アサインを支えるオペレーション改善

アサインを止めないために、周辺の改善も進めました。

  • 宛名出力の自動化
    • 朝には宛名が出そろう状態に
  • アサインシステム 4.0
    • 一括から個別へ
    • より細かな最適化が可能に
  • 作業報告のペーパーレス化
  • snaq.me officeアサインも個別アサインしロジックもほぼ毎週アップデート

いずれも派手ではありませんが、
事業開発のスピードを落とさないために効く改善です。


アサインはアルゴリズムだけでは完成しない

アサインは、

  • アルゴリズム
  • データ
  • オペレーション
  • 使う人(エンジニア・非エンジニア)

が噛み合って初めて成立します。

今年は、その全体がようやく
一つのシステムとして回り始めた一年でした。


おわりに

何を作ったか以上に、
どう作るかが変わった一年でした。

  • 非エンジニアが事業開発に入り込み
  • エンジニアは難所に集中し
  • 内製の強みが最大化される

この形を前提に、アサインも、事業も、まだ進化していきます。

来年も引き続き、
スナックミーは「作りながら考え、考えながら作る」内製開発を続けていきます。

来年もよろしくお願いします。 興味ある方はぜひ以下からお声がけください

pitta.me

engineers.snaq.me