こんにちは!SRE を担当している多田です(@tada_infra).
3/20 開催の「JAWS DAYS 2021 - re:Connect -」にて「スタートアップ企業での散乱したシステムリリースフローをととのえる話」というタイトルでオンライン登壇させていただきました.開発者が安心かつスムーズなリリースフローを作り、開発生産性を向上させたいと言う課題感からリリースフロー刷新に取り組んだお話をしました.この記事で発表を振り返ってきます.
発表資料
発表資料はこちらです.
発表の振り返り
発表した取り組みはリリース周りでまだ仕組み化されてなかったり,複雑になっていることで開発のやりづらさがあるのではないかという課題感や開発サイドへのヒアリングから刷新をしていくことにしました.
改善に向けての取り組みはいくつかの記事でも紹介しておりましたが,GitHub Actions を中心にした形に変えていき,GitHub を見ればリリースに関する設定もわかるし開発者も慣れているツールだから最悪自分がいなくなってもリリースが止まることはないだろうとも思い,採用していきました.また,慣れているからこそ GitHub Actions の処理がうまくいかない時は助言もくれたりしてくれています.
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システムリリースの部分で課題に感じたところの刷新をしていけたのですが,デプロイしているコードの中にはテストが十分に書けてなかったりしてリリースフローに組み込めてなかったり,発表の中で触れたまとまったコマンドスクリプトがうまくいかない事象が発生し始めたので原因究明して改善していかないといけなかったりと課題が残っているのを潰してよりよい仕組みに育てていければと思います.とはいえ,開発者からはいいリアクションをもらっているのはありがたいことです.
StepFunctionsのSAMデプロイが本番に反映され、開発者から開発しやすくなると言葉もらったのでよき
— Sadayoshi Tada🎉 (@tada_infra) 2021年2月19日
質問への回答
発表に対するツイートで反応くださった方ありがとうございました! 拙い発表においてよかったとリアクションをいただけたりして大変ありがたかったです🙇♂️ Twitter で質問いただいていたことについて回答させていただきます.
Q. デプロイのスクリプトがサーバーによって異なるのはなぜか?
デプロイスクリプトがサーバーごとに違うことについて質問いただいていました.ヒアリングの時に判明したのがリリースの対象サーバーにコードを git pull
する処理やミドルウェアの再起動などといった処理は共通しているのですが,Rails の db:migrate
処理が1台のサーバーだけで実行するようにしているため特定のサーバーのみは処理が現状異なっています.
サーバーごとにデプロイのコマンドが異なる状態はどういう経緯でそうなったんだろう?
— snaka®︎ (@snaka) 2021年3月20日
#jawsdays2021_D
デプロイスクリプトがサーバーごとに異なるってどういう背景なんだろう#jawsdays2021_D
— longunder (@longunder2) 2021年3月20日
Q. DB は1つなのか?
今後の改善で別れる場合もあるのですが,DB は現状1つです.
ん?
— show (@surumegohan) 2021年3月20日
システムが複数あるけどDBは1つしかないのかな・・?#jawsdays2021 #jawsug #jawsdays2021_D
Q. どのタイミングで GitHub Actions を実行しているのか?
GitHub Actions ですが,EC2 のシステムはプルリクマージ後に指定した時間に Run Command を走らせる設定を定義できるように設定していくようにしています.Lambda/Step Functions は2つのタイミングで走っててプルリクが上がってきたタイミングで差分検出した結果を一時的に S3 に入れるのと,マージ後にデプロイする処理が走っています.
GitHub Actions便利ですよね。どのタイミングでGitHub Actionsを実行していたのかが気になる / 1件のコメント https://t.co/nsbV3baXbx “スタートアップ企業での散乱した システムリリースフローをととのえる話/Maintain the system release flow - Speaker Deck” (1 user) https://t.co/mPibnKk1Ee
— shu1 (@ohsawa0515) 2021年3月21日
まとめ
登壇の振り返りや質問いただいたことを書いてみました.いつもは JAWS DAYS は見るだけな参加を数年続けてきて CFP を出したのは二回目で登壇の機会は初めていただけたので大変ありがたかったです! 登壇者として準備にあたりリハーサルや,配信環境,PR,マイクを送っていただいたりと運営の皆様の手厚いサポートや熱量を非常に感じたイベントでした.また登壇できるように AWS の使い込んで発表していければと思います.ありがとうございました!!
元記事
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最後に
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